生物物理学

SE(3)不変とタンパク質立体構造予測④:SE(3)同変な深層学習

前回、SO(3)同変な関数を考えるための数学的基礎として、球面調和関数を用いた関数の展開とClebsch-Gordan係数による次元の変換を扱いました。cake-by-the-river.hatenablog.jp今回は、これらを陽に用いた機械学習フレームワークとして、SE(3)-Transformers …

SE(3)不変とタンパク質立体構造予測③:球面調和関数とSE(3)同変性

前回 cake-by-the-river.hatenablog.jp 前回に引き続き、SE(3)不変/同変のための数学的な基礎を説明します。前回よりもっと難しいので、不明点はコメント等で教えてもらえるとありがたいです。 球面調和関数 球面調和関数による展開 球面調和関数とSO(3)同変…

SE(3)不変とタンパク質立体構造予測②:SO(3)の既約分解

前回cake-by-the-river.hatenablog.jp 今回から2回に分けて、前回紹介した不変性・同変性を実際のタンパク質立体構造予測に適用していく上で必要な知識を紹介します。前回と比べて数学的な内容がだいぶ難しくなるので、分からない部分などあればコメント等…

SE(3)不変とタンパク質立体構造予測①:不変性・同変性とは何か

タンパク質の立体構造予測は、AlphaFold2, RoseTTAFold により飛躍的に進歩し、その功績は2024年度ノーベル化学賞の受賞につながっています。これらはいずれも、3次元空間上の剛体の不変性(SE(3)不変性)を保てる立体構造の計算モジュールを持ちます。そこ…