前回:群の分類
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今回は、群を行列で表現することについて考えます。行列についてある程度知っている前提で進めることになるので注意してください。
群を行列で表現したい
群は「動き」の集まりであって、群の作用の対象は、回転や鏡映を取られるなどします。こうした操作は線形変換とも呼ばれ、行列によって表現することも可能でした。それならば、群の元を自然な形で行列と対応させてみることで、その行列の持つ特徴が群の性質に対応したものとなる気がしてきます。そうすれば、群をベクトルなどの線形代数の世界に落とし込んで具体的に考えることが出来そうです。